kirihitの日記

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【wotb】遭遇のランダム戦での立ち回り

この記事では遭遇のランダム戦で勝つための立ち回り、特に私が上手い人を相手にしていて学んだ事などを紹介しています。

 

◎マッチング完了後

 

試合はカウントダウンの前、マッチング完了後の画面から始まっています。この時点で見る所は

①マップ

②敵味方の車輌(MT、LT、HT、TDの有無と数)の把握

③特徴的な車両の有無(例:KV-2、T49)

④敵味方に居る上手い人と乗っている車両の把握

の四つです。

①と②から初動の決定をします。ある程度バランスの良いマッチングであれば特に気にする必要はありませんが必ずそうなるとは限りません。やや極端な例を挙げるとすると、敵にTDがいない事が分かればある程度大胆な動きが可能になり、自分がMTに乗っている時に敵のMTがいなければ大胆にスポットを取る事ができます。→体感でですが、車種マッチングが優秀になってチーム間での編成の差は出にくくなりました。(2020/1/7現在)

③では、特に大口径の車輌の有無を見ましょう。自分が装甲の薄い車輌に乗っている場合は大口径車輌の位置を常に把握し、被弾しないようなポジションを維持しましょう。

④はランダム戦で遭遇した上手いクランを覚えたり、特に上手い人であればIGN(In Game Name:ゲーム内での名前)で覚えておきましょう。味方に来た場合は普段通りの動きをしましょう。無理に上手い人を意識した立ち回りをするとかえって負け筋を作ったりしかねません。敵に来た場合は上手い人を活躍させない、もしくは上手い人よりも早く敵を倒す動きを意識しましょう。特に上手い人がMT、LTに乗っている場合はマクロ(マップ全体)で試合を動かしてくるので、スポットが取れていない時は後方や側面に気を配りましょう

特に①〜③は、いわゆる「事故」を防ぐものです。「あーKV2居たんだ気付かなかった」とならないように、常に頭の片隅に入れておくか戦闘中に確認をするように意識しましょう。④も事故を防ぐものですが、同時に相手に事故を起こさせるものでもあります。特に戦況が拮抗している場合、終盤にもつれるほど上手い人が戦場に与える影響力は上がっていく事を念頭に入れておきましょう。有利な時に敵の逆転の芽を摘んだり、不利な時に逆転する動きをする際に注意すべき敵や信頼すべき味方がいるかどうかは終盤において最も重要な事項と言えるでしょう。

 

◎初動

 

上に書いた通りマップと編成で初動を決めますが、味方が必ずしも同じ考えをするとは限りません。試合開始してから見るべきは味方の初動です。特にMTに乗っていると、MTの枚数勝ってるのに誰もこないでそのまま敵に撃破されてしまうという経験は多くのプレイヤーが経験していると思います。初動で向かう場所が大体決まっているのであれば、到着するまではミニマップや目視で味方の動きを把握する事が良いでしょう。必要であればチャットで指示を出したりしましょう(2018/4のアップデートよりチャットのミュート機能が実装されたため非推薦)チャットミュートしていてもミニマップをタップする事でポジションの指示ができるようになったので、初動や敵TDの位置を知らせる事ができるようになりました(2020/1/7現在)。また対岸からの支援がない場所で孤立してしまいそうになった場合はポジションを捨てて逃げましょう。逃げるは恥じゃないし役に立ちます。

 

◎敵の布陣が分かった後

 

MTのスポットで敵が見えなくても、「敵が見えない」というのは大まかな布陣を予測するのには十分な情報で、敵がスポットをしに行ったMTの逆サイドに多く展開している事が分かります(これが小見出し「敵の布陣が分かった後」の定義)。この時点で意識するべきは「被弾しない」事です。序盤に体力を失うと大胆に動きづらくなり、戦場への影響力が落ちてしまうので序盤での被弾は避けましょう。

・MT、LT

スポットは敵の視認が切れてからにしましょう(スポットが切れるのは敵の視認範囲の外に出てから10秒経過した後です)。また、同じ場所からのスポット控えるようにすると被弾が抑えられます。間違っても対面のMT、LTを撃ちに行こうとしてはいけません。無理してTDのスポットを取る必要はありません。

・HT

この時点では対面HTと睨み合い、隙があれば射撃しましょう。射撃する際にはTDの射線には絶対に出ないでください。自分がいなくてもそのポジションの戦況が動かなさそうであったら大きくポジション変更をするのもアリです。

・TD

発見されずに撃てるポジションがあれば最高ですが、それが難しい場合は大人しく後方で待ちましょう。特に大口径車輌の場合は「見えていない」という情報だけでも十分な圧力があるので、スポットされないポジション取りが重要です。

 

◎中盤

 

中盤は撃ち合いによって有利不利が大きく傾く段階です。相手との体力の交換で有利を積み重ねていくのが基本となります。この時自分のいるor支援しているポジション付近が優勢か劣勢かの判断は常に行い、それに応じて敵を引き込んだり撃ちに行ったりしましょう。複数撃てる対象がいたら、基本的には終盤に活躍するMT、LTを優先して狙うのが良いですが、装填がそろそろ終わるミリ残りの大口径車輌がいる等状況に応じて対応できればベストです。

・MT、LT

撃ち合いはほどほどに孤立している車輌や残りヘルスの少ない車輌を倒しに行くのが仕事ですが、他の敵の射線を考えてそれが厳しいなら敵のヘイトを引くように動きましょう

・HT

中盤のHTはミクロ(撃ち合い等の小手先の技術)の勝負になりますが、意識する点は味方の射撃につなげたり味方の車輌を守るための「意味のある被弾」をし、常に差し引きプラスの交換をするように心がけましょう。また、車輌数で優勢になっても安易にTDの射線には出ないようにしましょう。

・TD

自分のいるポジションが撃てるかどうか常に判断し、今後も撃てそうにないのであればポジションを移動したり前線に加わったりしましょう特に劣勢時は敵HTが甘えた動きをしがちなので、そこを狙い撃てるポジションを取ると逆転の糸口となる場合があります。(2020/1/7追記)

 

◎終盤

 

敵味方の総ヘルスが4割を切ったあたりから射撃一つで戦況が大きく変わってくる段階になります。中盤はミクロに集中して車輌配置の確認が疎かになりがちですが、どこかのタイミングでミニマップをチラ見して敵の配置を記憶しておくと終盤での敵の動きの予測が立てやすくなります。ここからは敵の車輌を減らして(自分が誰の射撃を何発までもらえる、敵を何発で倒せる、装填の速さなどを考慮して1対1でしっかり勝つ)車輌数有利を作る事を考えましょう。TDに乗っていても撃破を優先しましょう。もし敵の残りにMT、LTがいてスポットがとれていなければ、射線の通りやすい所に行かずに占領を踏んで出待ちできればベストです。優勢であっても欲張らず手堅く、劣勢であっても相手の甘い動きをしっかり拾って逆転につなげる動きを心がけましょう。

 

戦闘の場面場面で意識する事はこのような感じです。残りは知識やミクロの動きについてです。

 

◎強いポジション(強ポジ)

どのマップにも汎用性の高いポジションはあり、多くの人に周知されています。「強い」ポジションは車輌も状況も限定するが、そのポジションから一方的に撃てたり、撃たれても跳弾できるようなポジションです。強いポジションはトレーニングモードでマップを散策しても見つかりづらく、ランダム戦などで使われて初めて気付く場合が多いです。この強ポジの引き出しが多ければ多いほど中盤の撃ち合いで有利が取りやすくなります。「あっそこ強いな!」と思ったらそのポジションをしっかり記憶しておきましょう。後述する車輌の装甲、貫徹力、単発ダメージ、装填時間もそうですが、知識は立ち回りを改善します。

 

◎車輌の装甲、貫徹力、単発ダメージ、装填時間

これは言うまでもなくミクロの動きに必要な情報です。撃ち合いになった際に必要なのは小見出しの四つの情報です。これからしようとしている撃ち合いが有利か不利かが「分かる」ためにはこのような知識をちょっとずつ身につけていく必要があります。貫徹力、単発ダメージ、装填時間は数字をそのまま覚えれば良いですが、車両の装甲ばっかりは自分がいろんな車両に乗って色んな戦車の貫通アシストを見ないと跳弾の可否は判断できません。自分はMT専です!って人も視野を広げるという意味で間違いなくプラスになると思うので他の車種に乗ってみるのをオススメします。

 

◎駆逐ポジション(芋ポジ)

TDに乗っている人であれば分かると思いますが、発砲してもバレないポジションは各マップには指折り数えるほどしかありません。どのポジションからどこに射線が通るか把握するのはもちろんのこと、逆にどこなら射線が通らないか覚えておくと無駄な被弾を抑えられます。また、前線が膠着するなどして手持ち無沙汰になった時にはよく使われている芋ポジにめくら撃ち(敵車輌が居る場所を予想して撃つ)する事も考えましょう。

 

◎脳内反省会をする

惜しい試合は皆さん自然と反省会をしていると思います。ですが、大差で負けた試合も単純に味方が弱かっただけではなく、自分にも何かしらの改善点があるのではないかと振り返りをしましょう。振り返りをして改善すべき点が見つかった上でそれでも勝敗は覆らなかったであろうと判断できた時は大声で「運が悪い!味方に弱いの引いた!」と叫びましょう。また、勝利した試合でも撃破されていた場合は改善の余地がある場合が多いので反省会をするべきでしょう。

 

さいごに

 

◎気分転換をする

立ち回り云々以前に精神の安定が皆さんが思っている以上に重要で、負けが続いてイライラ(tilt)している時は判断力が鈍りがちです。これは自分が大丈夫、冷静であると客観的に判断しても奥底では焦っている場合もあります。私は2連敗したらティアを変える、3連敗したら別のゲームをするなどシステマチックに自分のプレイを制限する事で精神的に不安定な状態でのランダム戦を避けるようにしています。→3連敗してもblitzを閉じないようにkirihitをnerfしました。(2020/1/7)

 

この記事を読んで「へぇ、こういう所も意識した方が良いんだな」と思える所が一つでもあれば幸いです。

 

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追記(2018/4/20)

手っ取り早く自分の動きの改善を行いたい場合は、動画を撮ってすぐ後で見返す事をオススメします。ミニマップ(余裕があれば画面に映っていない味方のヘルスの量)に注目しながら見返すと、足りないものが見えてきます。